石炭ガス化複合発電(IGCC「Integrated coal Gasification Combined Cycle」)は、最新鋭の従来型石炭火力発電よりもさらに発電効率を高くできるため、発電電力量あたりの二酸化炭素やばい煙の排出量が抑えられ、地球温暖化などの環境対策上有利であること、従来型石炭火力発電では利用が困難だった灰融点の低い石炭を利用できること等のメリットを有しています。
5IGCCである10号機は停止中で他プラントは稼動していたが、敷地内の音は限定的で匂い、有害物質による息苦しさなどはまったくなかった。
ガス化炉、ガスの精製施設、ガスタービン、蒸気の発生とタービン設備、発電設備に分かれていた。
原子力では140万kW級の最新型で使われる燃料は、おそらく男性用ビジネスケース1つ分程度だろう。 資金調達は5社による出資と国内最大級のプロジェクトファイナンスによって行い、福島復興という目的にご賛同いただいた株式会社三菱東京UFJ銀行、株式会社日本政策投資銀行、株式会社みずほ銀行、株式会社三井住友銀行に加え、地元福島県の株式会社東邦銀行をはじめとした多くの金融機関にご協力、ご支援をいただきます。 上記の思いを胸に、世界最新鋭のIGCCを通じて、地域に親しまれ、共存共栄できるよう努力してまいる所存です。
6IGCCは欧米、中国が製造を試みており、中国の技術力の成長は著しいが、この10号機が運転成績で世界のトップを走っている。
起工式であいさつする広野IGCCパワーの岩崎代表 福島復興電源と位置付けられ、高効率の石炭ガス化複合発電(IGCC)を行う広野IGCC発電所の起工式が13日、福島県広野町で行われた。
神事では、関係者が地鎮の儀や玉串奉てんなどを行って工事の安全を祈願した。
IGCCはガスタービンと蒸気タービンの二重で複合発電するために、従来型の石炭火力発電に比べて、送電端効率(投入熱量から電気に変換されるエネルギーの割合)が高い。
しかし単位発熱量あたりのCO2の排出量が多く、気候変動に悪影響を与え、有害物質を排出するので大気汚染の一因となる。 「福島復興電源」として新たなプラントが同県内に2つ建設中だ。
3広野IGCC発電所の建設地は、東電広野火力発電所構内。
今後、広野IGCCパワー合同会社は、株式会社JERAの広野火力発電所(双葉郡広野町)に、出力543MWのIGCCプラントを建設・運転する計画です。
その成功を、ぜひ応援したい。
東京電力をはじめとする電力会社によって設立された「クリーンコールパワー研究所」が、2007年に常磐共同火力の敷地内に実証設備を設置し、改善を重ねた。
酸素を製造する空気分離装置が小さくなり、所内で消費する動力が圧倒的に少なくてすむという。 また、環境影響評価着手から運用を含めた数十年間で、1基当たり総額800億円程度の経済波及効果をもたらすと試算されている。
13本プロジェクトにおける両地点の総事業費は3,000億円を超える規模となります。
石炭の燃焼によって発生する硫黄酸化物、窒素酸化物、煤塵などの有害物質の排出量が、従来型より大きく減る。
IGCCである常磐共同火力10号機をみると構造は複雑だった。 ポーランド、タイ、チリなどの新興経済国や日本の電力会社がIGCCの導入を検討しているが、価格と技術の両面で、今は様子見をしているという。
8道路建設の資材などに転用可能 石炭は世界で可採埋蔵量が多く、それを使った発電は経済性の点で他電源に比べ安く優れている。
電気新聞2018年4月16日. 以 上 <別 紙>• 5社は2015年8月19日に福島復興に向けた世界最新鋭の石炭火力発電所プロジェクトの推進に関する基本合意書を締結し、2020年代初頭の運転開始に向けた詳細検討を進めてきました。
事業内容 広野IGCCパワー合同会社は、石炭のさらなる高度利用として高出力・高効率化に向けた技術開発が進められている石炭ガス化複合発電設備を福島の地で世界に先駆けて運転し、経済復興や雇用回復・創出に役立てるとともに、エネルギー・環境問題に貢献するクリーンコール技術で福島県が世界を牽引していくことを目指し、三菱商事パワー株式会社、三菱重工業株式会社、三菱電機株式会社、東京電力ホールディングス株式会社の出資により、「世界最新鋭の石炭火力発電所プロジェクト」における発電所の建設・運転を実施する事業会社として設立されました。 新設プラント2つが成功すれば、IGCCの普及も加速するだろう。 (写真4)貯炭場の石炭の山 常磐共同火力の石炭ガス化発電事業本部の石橋喜孝氏は、東京電力の火力部門出身で、IGCCの開発、運用の中心になってきた。
14その設備を改造し商用化して常磐共同火力の10号機(出力25万kW)として2013年6月から運営している。
進捗率は5%ほど また石炭火力はメリットと同時に、デメリットも現場の発電所でみることができた。
もともと日本の重電、電力の石炭技術は世界に比べて、低公害、効率の良さが優れていたが、IGCCはさらに優位性を持つものだ。 IGCCにはいくつものメリットがある。
11ガス化の際に、他国のIGCCは酸素を使うが、常磐共同火力のIGCCは空気吹きと呼ばれる独自技術を採用した。
(写真1)常磐共同火力10号機のIGCC 重要な電源として注目される石炭火力。